「うめだスタンダード」と「東京ダイナマイト」の感想

もろ藤さんが感想を書いていたので、刺激されてそこで名前出ていた人たちについて、ああだこうだ言うてみました。

ここに関してはお笑いマニアとか関係者が課しているハードルが高すぎる気はしないでもないけれど、一昨年のM-1前後に見せた輝きがちょっと見られなくなってきたのは残念、自分たちのキャラクターとか方向性を模索している段階なんでしょうが、ここに関しては八,九年目の中堅漫才師という見方ではなく、うめだ花月のリニューアルの際に生まれ変わったコンビとして、現在、三年目ぐらいのコンビぐらいの見方をしてあげた方が良いような気もしています。
とりあえずポテンシャルは現在のうめだ組の中でも随一なのは間違いないので、早く金脈を見つけてほしい。いまやろうとしていることは違うと思う。
しかしM-1のコンビ歴についてはセミプロ時代はノーカンにしてやってくれないだろうか、このコンビニ限らずほとんどキャリアどころか舞台にも立っていない時期がカウントされている人たちはちょっと可哀想、えーカンニングのこと言ってますよ(笑)。

中盤から終わりにかけて息切れ感というか、ダラダラした印象になってしまうというのはちょっと悪癖になっているゆうに思います。もっとツッコミの方の人のキャラクターを前面に出して勢いで持っていっても良いと思う、あとこれは何度も言ってるけどツッコミの人の喋り方を立てるために、ボケの人は普通の口調にした方が良いと思う。

テクニックに対する玄人筋評価の高さが足引っ張ってるような気がする。このままだと万年R-1準決勝敗退キャラになってしまう。話術や芝居が巧いのは分かったからそれ以外の所をください。

M-1的には今年がラストチャンスですが、去年のラストチャンス組と比べても輝きが失われている感じで、大道芸が話題になった頃に東京進出まで持って行けなかったのが全てだったような気がします。大阪での中途半端なアイドル人気って、芸人の足引っ張るだけという近年の代表例になってしまった感じ、いやホンマに見返してほしい。

ここはもっと単独やってほしい。もろ藤さんが今回のネタを「内輪ネタ的」と評していましたが、プラン9のこういうネタは昔の「すんげーBEST10」的なノリを引きずっている感じで、確かに僕も好きじゃないです。こういうのは年に一回オールザッツでやれば充分、プラン9は吉本の劇場フォーマットに当てはめないほうが良いような気がしています。

ここは漫才コントも良いけれど、そろそろテレビでも漫才を見せてほしい。浅草キッドの直系と自負しているのなら、そろそろやらないかんですよ。今年のM-1で爆発出来るかどうかはその辺が鍵だと思う、いやM-1でやるネタが漫才コントでも別に良いんですよ、ただ普通の漫才をどれだけ今年やってきたかが年末に向けての蓄積になると思うので、ただ松田さんがキャラ作らないと現状難しいという面が漫才をやるにあたっての障害にはなりそう。