ハリファックスタウン

ジェレミー・ウォーカーさんのFC JAPANの連載コラムより。

故郷イングランドで、私はハリファックスタウンファンとして育った。北イングランド、リーズ近辺のこの町が私のホームタウンであった。
ハリファックスタウンは1911年に結成され、現在カンファレンス(プレミア、1部、2部、3部に次いでイングランド5番目のディビジョン)に所属している。ホームで2000人も集まれば良い方で、まだ3部リーグに所属していたときでさえ観客数は1000を下回っていた。
多額の収入があるわけでないので支出も多くない。2年に1人ほどの割合で見つけた良い選手を育て、大きなチームに売る。そしてその収入がハリファックスタウンをそれからまた2年存続させるわけだ。
Jリーグでは時々、プレミアリーグのトップチームのマーケティングを招いてセミナーを開いている。しかし時にはハリファックスタウンのような弱小チームを招き、低収入で、ファンのサポートも少なくしていかに生き残るかを知る機会を得るのも良いと思う。
A view from a Brit:Jリーグよ野球から学べ

小さなチームが地元の子を一流サッカー選手に育てて、小さなチームが維持されるというのは、僕は素敵なことだと思うのですが、日本人のイメージにはやっぱり悪いイメージしか残らないんだろうかなあ、日本人は高校野球とか高校サッカー好きなんだから、若い奴を育つのを楽しむっていう文化はあるんだから、若手育成チームと割り切るようなところが出ても、面白くないということはないと思うんだけどなあ。