株式会社ウェディング様より有限会社はてな様に削除要請

悪徳商法マニアックスの事件で、「Googleは終わったなあ」と思いましたが、「はてな」も同じなんでしょうか? とりあえずきちんと説明責任だけは果たしてほしいですね。悪徳商法マニアックスでも次のように本件を指摘しています。

しかし、今回の削除は、自ら決めたルールを超越した、強権的削除のようです。削除の理由も、一切説明されていません。

悪徳の管理人さんはちょっとキーワードと混同しているようなのであれですが、ただルールの超越と説明責任を果たしていないのは確かですよね、とりあえず説明責任を果たせということはきちんと指摘しておきましょう。はてなダイアリーへの要望として。
参考URL http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/topic/index.html
しかしプロバイダーやサーバーの提供先に責任を取らせるという最近の判例はやっぱり間違ってるよなあ、というか個人の誹謗中傷の苦情には簡単にスルーするくせに、企業相手には弱いっていうのはなあ、少なくともプロバイダーとかISPのサービス提供者の責任にするというのは、法的には楽なんだろうけど、業者の弱腰を浮き上がらせるだけだと思う。日記サイトのサービス提供者の覚悟が試されてると思う。とりあえずダイアリーのお引っ越しだけは検討の必要出てきたかも知れないですねえ。
本件のリンク集)http://d.hatena.ne.jp/wushi/20040202
個人的に支持したい意見)http://d.hatena.ne.jp/ma-aya/20040201#p2
下の話題もやっぱり絡めて読んじゃう)http://d.hatena.ne.jp/calmzone/20040202#1075653557
はてなダイアリーへの要望http://d.hatena.ne.jp/fukoich/20040201#p1
あとid:kosekiさんのところのコメント欄にあったものも紹介しておきます。

# MA 『問題の本質を見誤ってるのではないかと少しだけ思う。「社会的に問題になるモノ公共性の高い場でなく、個人的な責任範囲で(つまりアングラで)やれ」としてしまったら、危険なモノに対して警鐘をならす情報がすべてアングラにいってしまう、社会になってしまうと思う。(特定の会社のことをいってるわけではありません。)』
# MA 『名誉毀損は「公共性、公益目的、真実性」が満たされる時、問われないはずです。しかしながら、現状では、ほとんどのIT関連会社がその判断基準に満たない苦情にたいしても一様に削除の方向でいってしまうのは、とてもユユシキモンダイであると思います。』*1

僕が言いたいのは概ねこの辺ですね、「プロバイダに責任を代行させるのはどうだろう」というのに僕が反論するのは、この辺であまりにもプロバイダーが無責任すぎるからで、責任を取らせようとは思ってないけど、最低限の部分まで放棄しているような気がしてならないからです。そんなこといってたらネット上で個人が主張するためには、自宅でサーバーを構築して回線も限りなくサービス提供業者などを元の所から引っ張るぐらいのことしないと、何にも言えなくなってしまう。
はてなとかさるさる日記だからというわけではなく、レンタルサーバーでもおこってることだし、逆質問ですが、プロバイダーに責任は代行させるべきではない、ホームページやWeb日記、Weblogなどで責任ある発言をしたい人は、ホームサーバーぐらい立ててそこでやれということなのでしょうか? 極論で反撃していると思われるかも知れませんが、僕にはそういってる風にしか見えませんので、よろしくお願いします。
後日追記)これに関しては、2004年の末以降から考えが変わっていて、そういう発言したい奴は、ホームサーバー立ててやるべきだといまは思っています。この当時はそう思っていたということでこれは残しますが、いまの僕の考えはここに書いてあることと正反対です。

*1:ただこの条件を揃えれば名誉毀損にならないというのは慎重に考えるべきとは思いますが