「笑激!!よしもとライブ」

ビーコードライブ、トリは笑い飯。哲夫がネタの最終に指を出して『指出したけど、別にこれに新しい名前付けるわけやないよ、それやったら受けへんからね』という所から始まって、タイムオーバーの話題にも触れ、『アンタッチャブルやっぱり巧いわ、アレ』を繰り返す、徹底的なM-1自虐ネタ満載で楽しかったけど、何か吹っ切るためにというよりは縛られている気がして、少し痛々しい思いにもなった。
ネタの内容は「ペットの芸」→「闘牛士」→「パトカー」の流れでしたが、新ネタだというのと、ホームの劇場という事もあるんでしょうが、お互いのやる事に対して二人とも本気で笑い出したり、もの凄い間延びしたグダグダ感があって、ライヴの芸としては良質な完成された空間を作っているんだけど、なんか笑い飯は日が経つに連れてアウェー不向きな芸風になってきている気がします。M-1って意味だけで見ても近年の初速の勢いで笑いを取るタイプでなくなっているのは痛かったけど、なんかもっと本質的に自分たちのテリトリーでしか出来なくなっているところが少し残念です。問題点って下で書いた2丁目劇場末期の頃と同じ問題なのかなあ、でもいまのbaseよしもとの客って、昔の2丁目劇場の客よりはまだ良いとは思うんですけどね、何でも笑うって感じじゃないような気はするんですが。

「すんげーBEST10」のビデオを発掘した

いやービックリしましたよ、もうビックリ通り越した驚愕のつまんなさでした(笑)。いま消えているコンビはもとより、最近このダイアリーやMixiでも一押しにさせて貰っているサバンナ、ユウキロックケンドーコバヤシが組んでいた松口VS小林、リミテッド解散前後の陣内智則、もうみんないまの姿を思い起こす事も出来ない破滅的なつまんないネタをしていて、ホントにビックリとか呆れとか悲しいとか通り越した不思議な気持ちになりました。
なんでいま現在、物凄く面白い人たちがその片鱗も見せていないんだろうとか、未完成なりのものを見せる事が出来ていない人が多かったのにはビックリした。
なんていうか、たいしたこと無いことで笑いすぎの観客は見てる方が引くというか、演者にも良くなかったんだろうなあ、とにかくいまも存続しているコンビの少ないのは衝撃でした。ますだおかだが「自分の世代は生き残りが少ない」とよく言ってますが、この時期は本当に少ないけど、2丁目末期の番組を見ていると、やっぱり育成ファームとしての機能を2丁目劇場が果たさなくなっていたというのはやっぱり大きかったんですね、閉鎖は必然だったんだなあ。baseよしもとは大丈夫だろうか。

2001年から2004年M-1決勝で笑ったネタベスト10

なかなかベスト10というのは難しいけど、とりあえず歴代最終決戦進出者を差し置いて、おぎやはぎの2002年のネタが上位5位に入っているのは全面的に賛同させて頂きます。
この年はよくますだおかだではなくフットボールアワーが優勝するべきだった的なこと言われますが、僕はこの年に関しては笑い飯ではなくおぎやはぎがラスト三組に残るべきだったということこそ言いたいなあ、島田紳助おぎやはぎにかなり不当に低い点付けてることはあまり注目されなかったけど、結構この年は紳助の恣意的な採点が目立ちます*1、まあ談志師匠のスピードワゴンに対するアレのせいで全く目立たなくなるんですが。
この大会の後で紳助さんは結構あっちこっちで「ますだおかだは新しい漫才の流れを作った」と絶賛コメントをあちこちで出しているんですが、これは絶対に罪滅ぼし的な気持ちがあったと思うぞ(笑)。
印象に残っているという部分では、2001年の麒麟ますだおかだ、2002年のフットボールアワーの一本目とおぎやはぎ、そして2003年の笑い飯フットボールアワーの一本目、アンタッチャブルは両方、やっぱりこの七本に南キャンの一本目を加えた八本が上位かなと思います。これに2004年のアンタッチャブルの二本を加えたものが、僕のベスト10ですね。
一応個別のネタの順位としては、こういう風になりましたが、ただ中川家ますだおかだフットボールアワーアンタッチャブルという各年の優勝については、僕個人は全く異議はないのですが、やっぱり総合力とか安定感とかも加味されることを考えれば、この結果はまっとうだし、そういう部分が加味されるのは漫才の競争という意味では重要ファクターだとも思います。
ただやっぱり最終決戦ということを考えると、2001年はますだおかだ中川家の最終決戦を見たかったし、麒麟の現時点での生涯最高といって良いあのネタで最終決戦に上げたかったとも思うし、2002年のおぎやはぎ、2004年のタカアンドトシはラストに残してほしかったとは思います。
自分の次点は2003年の2丁拳銃と2004年のタカアンドトシかな?(おもしろきこともなきよをおもしろく(裏)
しかしこのネタ元のブログの人のお笑い評は、自分と感性が違う箇所も含めて、なかなか鋭くて面白いので、お笑い評サイトウォッチャーの人でこのブログをチェックしていない人は今後アンテナかRSSリーダーに入れとくことを強くオススメ致します。自分は僕と考えが真逆のことでも楽しく読むことが出来ました、そのぐらい分析は鋭いし、文章は面白い。

*1:まあ結構紳助はこの年に限らず順位をコントロールするような決定的な採点すること多いですが。

フジテレビの「NHK vs 朝日新聞事件」の報道が奇妙なことになってる

今日の朝の番組でもフジテレビはビックリするぐらい朝日寄りの報道をしていましたが、一体なにがあったのとビックリしていたら、昨日の「報道2001」もこんなことになってたんですね、いやこの件について当事者以外のマスコミは結構引き気味になっているように感じていたので、結構はっきりと朝日寄りの姿勢を取っていたのにもビックリしたし、それが産経系のフジテレビというのにもビックリしたんですが、ホンマになにがあったんでしょう。
報道2001」の中川氏については、安部氏との政治家としての人間力の差を露呈しただけという感想ですが。

『おおきく振りかぶって』(ひぐちアサ/講談社)

いま一巻から順番に集め出したものが、現在の最新刊に追いついたら、次はこれと思ってましたが、コミックパークの連載でいしかわじゅん先生も褒めていて、ますます楽しみになりました。というか、やっぱり「アフタヌーン」は購読するべきかなあ。

サイレントウィットネス、無傷の14連勝

いま香港の競馬ファンはこの馬のアンチも含めて、最高に楽しいだろうなあ、正直羨ましい。しかし何故に安田記念へみたいな話が出ているのかというのは、初の海外、おまけにマイルと言い訳になるということなのかな? いやこちらとしては嬉しい限りですが、意外と東京コース適性とか見込んでるのかもしれないし、こちらのマイル路線は相当手薄なので盛り上げてくれる馬が来てくれるのはありがたい話です。(netkeiba.com